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​もっとか

懐かしい記憶がストレス解消に。

お客さんといろいろなお話をします。

80代以上の方とお話して驚くのはその記憶力です。

皆さん決まって、幼少期、青年期あたりの古い記憶ほど鮮明に覚えているんですね。

ディテールの表現が豊かなんです。あれは何なのでしょうか、専門家の方。

遠い記憶ほど鮮やかに、近い記憶ほど薄れている。

そして私は誰かの遠い記憶を聞くのが大好き。


東北大学の加齢医学研究所の教授で医学博士の瀧靖之さんが、

「過去を思い出すことで脳が元気になる」という研究結果を発表されました。

『回想脳』という著書(令和3年4月刊行)によれば、


過去を振り返って「懐かしさ」を感じることは、

1脳の健康を維持し、認知症の進行を抑える

2未来への活力になる

3ストレスを解消させる

4幸福感を得られる


という効果を得られることが、脳医学的にわかってきたそうです。

これを読んで私は、おじいちゃん、おばあちゃんたちが古い記憶を克明に覚えているのは、

脳が求めているからなんだなと思いました。確かに昔懐かしいお話をしてくれる方はみんな元気でいきいきしている。

素敵な記憶だけでいいそうです。いやな記憶などは消し去りましょう。

それを思い出すだけで胸がきゅっと締め付けられるような、風景や人、場所や音楽、手ざわりやにおい…

幼少期のエピソードを聞くと、こちらまでどこか懐かしく、心地よく、ほほえましくなる。


皆さんも古い記憶を温めて懐かしさを存分に味わって、脳を喜ばせましょう。





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