なぜ「今」が大事なのかを考えてみる。
かつて、新潟の整体の師からいろいろな講義を受けました。 整体の技術・知識はもちろんですが、解剖学、生理学、メンタル、生き方指南まで。 具体的に教えを被ったものもあれば、その後ろ姿を見て自分で吸収したものもあれば。 特に、「今が大事」という講義が印象に残っていて、 「未来」「現在」「過去」とホワイトボードに書き、 師匠が考え方を説きながら、「過去」という文字の上にに大きく✖印をされたことを覚えています。 「過ぎたことを考えたってしょうがない。全部忘れていい」 と明言しました。 この頃、私は長年勤めた会社を辞めたばかりで、 「新しい道を歩いていこう」とは決めていても、 ついつい昔のことを思い出してしまう日々でした。 「あ、これ考えても意味ないな」「過去にしがみついたところで何の足しにもならない」 とこの時、痛切に感じたのでした。 当時の自分は、「過去」にこだわり「未来」を憂いていたからか、 なんとなく地に足が着いてなくてフワフワしたような体というか心というか、そんな状態でした。 師匠はその時、未来についてはあまり言及しなかった(ように思う)けど、 未


こんな方が整体受けてますシリーズ③ ~首まわりがつらいYさん~
40代女性、パート勤務、義母の介護、お子さんは大学生と高校生 主訴:首の左側から前にかけての張り・痛み、鎖骨まわりの痛み、肩から腰にかけて左側がの張り・痛み 全身に違和感ががありますが、特に左側に出るとのことです。 息が吸いきれない上に、のどの詰まり感も感じていらっしゃいます。 背中を触診していくと、背骨がほとんど動きません。 首はストレートで動きません。あごが引けてるから首の前側が詰まってくるのだと思います。 足がパンパンに固く、むくみもあります。 背中を丁寧に時間をかけてゆるませ(交感神経緊張から副交感神経優位に変化)、 腰から足にかけても緊張を取るために、オステオパシー手技を施します(腰の張りが取れる、むくみの解消)。 ここまで30分ぐらいです。 大事な後半戦、首まわりの調整に移っていきます。 首がガチガチなので前処置が必要です。前胸部の鎖骨から肋骨にかけての筋緊張を取り除きます。 さらに首・肩の表層で大きな筋肉・僧帽筋をゆるめます。 頸椎はまだ触っていないけど、これらの前処置をするとすこ~しだけ首に動きが出てきます。 頸椎の調整もオステオ
今年も「こころぷらす」です。
年が明けて15日も経ってからの更新に平身低頭です。 にもかかわらず、 ホームページを見てのご予約多数に恐悦至極、 大変ありがたいです、皆さま。 謹んで本年もよろしくお願い申し上げます。 いつも、整体をするとどーなるこーなるばかり書いて来ましてので、 今回は逆に私の体の状態を(誰も知りたくもないとは知りながら)、 書きたいと思います。 整体をしていて不思議なことは、 私が「今日は腰がちょっと重いな」「風邪っぽいな」などと感じていても、 皆さんを施しているうちに、いつの間にか体が軽快していることなんです。 60分間、目の前の方のお体に集中していると、 何かが抜けて体が軽くなっている。 もちろん、お客さんの施術後の状態を聞くと軽くなっている。 これが本目的ですからね。 10年以上前、私は小さな出版社に勤めておりました。 1日14時間労働の過酷な日々でしたので、 1年に1回は必ずギックリ腰をしていました。 発症した日はまず歩けません。 体というものを全く分かっていなかったんですね。 これが整体の道に入ってからは、多少の腰の違和感こそあれ、 ギックリ腰など

