ぎっくり腰はどんなふうに経過する?
予約の電話で、
「ぎっくり腰です。整体お願いします。」
と飛び込んでくるケースがあります。
ここでいつも聞き返すのは、
「ぎっくり腰が発症したのは何日前ですか?」
ぎっくり腰=急性腰痛は、
人それぞれ、腰の状態もそれぞれ、痛みもそれぞれ。
だから一概に言えませんが、だいたい平均的な経過をたどってみたいと思います。
まず、発症してしまった日とその翌日あたりまでは完全に安静です。
炎症を起こしていますから、これを鎮めます。
動けない、痛い、とてもつらい1~2日ですが、
がまんの時間です。
このへんで整体に来ていただいても、やりようはありますが、
劇的な回復は見込めません。
発症から丸2日経ったあたりから、今度は少しずつ動き始めていきましょう。
無理のない姿勢、ゆっくりとした動きで日常生活に戻っていきましょう。
車の運転、椅子に立ち座り、歩行などが可能になってくるはずです。
整体に来ていただくタイミングです。
人によってはまだ早い方もいますから、発症後丸3日以降であれば、
確実に腰の動きを出すことができます。
そして発症後4~5日後になると、
何もしないで安静にしていた人よりは、ちょっとずつ動いていたひとのほうが、
回復の経過が完全に分かれてきます。
動いていた人は、ほぼ8割の人は回復しているのでしゃないでしょうか。
ずっと安静にして、さらにコルセットなどをつけっぱなしにしていた人は、
まだ5割の回復にも至っていないかもしれません。
固まった腰と骨盤に動きを出すということが求められている訳です。
さらに腰に負担をかけないで立ち座りするときに活躍するのが、
太ももの筋肉です。日ごろからスクワットをしている人は、
腰に負担をかけないで太ももに負荷をかける動きを知っているから、
こんな時、その動きに助けられるはずです。
ぎっくり発症3日経過したら、お待ちしております。
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