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​もっとか

中年危機「40代の壁」に負けるな。

中年の危機だとか「40代の壁」だとか、よく目にするようになりました。

いつの時代だって40代をみんながんばってきたんだろうけど、最近になってその大変さが深刻になり、

表面化してきたのでしょうか。


経験上、なんとなくわかります。

40代目前だった頃、会社員をしておりましたが、必要以上に動悸が激しくなったり手汗が止まらなくなったり。やたらに現状や先行きに不安を感じていたのを記憶してます。

40歳前後は体が曲がり角にきているのと同時に、いわゆる「アイデンティティ・クライシス」が襲ってくるんですね。

このアイデンティティ・クライシス、最近は専ら心理面の用語として使われているようですけど、私が学生の頃は移民とかハーフとか海外生活をしている人なんかが感じる「私ってどこの誰?」的な生きづらさを指すことが多かったような。


20歳前後でもアイクラ(←勝手に略してる)に襲われます。親元を離れ、自分一人で立ってどんな人間になって、これからどんな人生を歩むのか。アイクラに陥らないわけがありません。


20歳前後が大人への入り口だとするならば、40歳前後は人生後半戦の入り口。

40歳前後となるとそれぞれの生き方、立場、環境、経験がまるっきり違うからひとくくりにはもちろんできないけれど、時間的に見て「折り返し地点」に差し掛かってることは皆同じ。

前だけ向いて走り続けてこられたのが、ちょっと立ち止まってしまう時期。

自分の場合だと「今までやってきたことは良かったのかな」「俺は何者かになったのかな」「これからの後半戦もこのままでいいのかな」「日本って、この社会って、不安要素しかないじゃないか」

すべてをネガティブに捉えてしまう。不安が増幅して、ある時カラダに異変が起きていることに気づく。不安障害ぐらいでとどめておけば、時間とともに状態は改善するのだろうけど、さらに深刻化すると元には戻れない可能性もある。私はこの40代の入り口で新潟の先生を知り、整体の道に入りました。夢中になって取り組んでいたら、いつの日かカラダの恒常性機能は回復し、やるべき道が決まったからまた前だけ向いて走り始めることができました。「整体」は私を助けてくれました。


カラダのほうも変化してきます。ホルモン、筋力低下、内臓機能低下モロモロ、過去にたくさん書いてきたから詳しく書きませんけど、心理面・身体面で襲ってくるこの40代、なんとか走り抜けてほしいものです。

40代で体に心に負荷がかかってしまっている人、整体にたくさん見えています。もちろんほかの世代でもたくさん背負い込んでる人はいますけども、40代で立ちはだかってくる壁ってのがわかるから、今回はそこに限定して書いてます。


私はちょっと前に40代を終えましたた。50代は50代で、経験したことのないことが体に起きたりします。こないだは子どもとダッシュの練習してて肉離れを起こしました。へへっ。不注意だと急性腰痛も頻度が高くなります。ほほ。

でも40代とはなんか違う。シリアス感がないというか吹っ切れたというか。

40代のあがく、もがく、迷う。そしてチャレンジしてみる、飛んでみる。必要な時期なんですね。


50代でも日々つまづきながら発見しているおっさんの話でした。

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