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​もっとか

「高齢の親とは近居が一番」のようだ。


たまたま今NHKで「AI×健康寿命」の番組をやっていて、高齢者は子ども(子世帯)と同居しないほうが健康でいられる的なAIがはじき出した根拠が出された。

「子世帯と同居するほうがストレスがかかる」「子になんでもしてもらって自分で何にもしなくなる」「自由が健康要素に重要」などがマツコや有働さんや専門家による読み解きだった。

当院に来るご高齢のお客さんも口々に同じことを言うので、ついブログを書きたくなった。

昨日の相馬市のお客さん(71歳・女性)のご主人は、もう毎日のように「子供たちと一緒に暮らさねくていがった~」と言うらしい。全く生活時間帯が違うらしく、朝食は1時間、夕食だと3時間以上のズレがあるらしい。他にもいろいろなズレ要素があってつくづく「一緒に暮らさねくて~」になるのだ。

私も70歳以上のお客さんをたくさん見てきて、話を聞いてきて、表題の結論に至っている。時代的にこの30年なんていうのは恐ろしく生活用品から時間の使い方、お金の使い方、ライフスタイルが変わってきているから(良くも悪くも)、親世代と合うわけがない。お互いの価値観を相いれなくて当然。もしものためにスープの冷めない距離にいるのがよいのかな。もちろん同居することもメリットはたくさんあって、それぞれのご家庭に事情があるから一概にどっちがいいなんてことは言えないんだけれど。

お客さんの1人新地町駒ヶ嶺に住む90歳のおばあちゃんは、40代でご主人に先立たれ、お子さん2人も関東方面で生活されて、かれこれ50年近く一人暮らしだ。そしてなにより健康だ。最近、足腰に不安が出てきたから私の整体を受けてくれているが、内臓的な疾患には一切縁がない。50年一人で暮らして健康を維持するのってどういうことだろうと想像もつかないけれど、まあ元気だ。話が無茶苦茶面白い。もう何十回と整体を受けてくれていて、いろんなお話をしてきたけれど一度として同じ話をしたことがない。90年の間に経験された驚きの、嘆きの、清濁絡み合ったいろんな話をしてくれて、それらを基本的には笑いにして話してくれる。ものすごいストーリーテラーだ。

他にもたくさん元気なおばあちゃん、おじいちゃんがいて、南相馬や丸森から車を飛ばして来てくれる。なぜか子どもと別居している方が多い。整体に行くという行動はやはり自由な方だからこそなのかな?だから私はそういう方々に絶対に良い変化を与えて帰ってもらう。

高齢者の足腰と格闘して、面白い話を聞くのが私は好きなのでした。

うちの母ちゃん(75歳)も2年前に一人暮らしになっちゃったけど、元気だもんな~。あれは放っといたほうがいい。

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