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​もっとか

今日もフレームを取っ払って。


7月20日(木)朝9時現在の新地町は、なんか曇ってますね。湿度は高いです。

私の整体の師は、新潟にいらっしゃいます。塾長と呼んでいます。

塾長はいつも我々に言い続けました。

「フレームを取っ払え」と。

陸上界の有名な話に「1マイルの壁」というのがありますね。

1923年にフィンランドのパーヴォ・ヌルミ選手が、1マイル(1609m)走を4分10秒3という恐ろしく速い記録を打ち立てました。37年越しの新記録に世界は驚嘆し、この記録はしばらく更新されないだろうし人類にとって1マイル走で4分を切ることは不可能だろうというのが定説となりました。

31年後の1954年イギリス、オックスフォード大学。

医学生であったロジャー・バニスターは、科学的トレーニングを積み2人のペースメーカーを擁して、ついに3分59秒4という大記録を出してしまった。この情報に世界はひっくり返り、一大ニュースとなりました。

しかし、なんとその46日後にオーストラリアのジョン・ランディが3分58秒で走りあっさりと記録を抜り変えてしまった。その後1年間で37人もの選手が4分を切る記録を次々と出していきます。

その次の1年では300人が4分を切りました。

こわいんです。思い込み、常識、定説、前例、フレーム。

子供の頃は、なんにでもなれた。夢の幅が360度ありました。

別に大人だって同じこと。フレームは知らないうちに、無意識の領域で人の行動を限定してしまい、能力を低下させているのかもしれません。


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